Made in Japan

「ほんまもん」が信念のちどりや

浴衣の生地はもちろん日本製、縫製も日本でおこなっている正真正銘のメイド・イン・ジャパン製品です。日本の職人さんの高い技術力や芸術性を存分に味わえます。

浴衣にしても、京友禅と同じ染め方をした手捺染と、

注染(ちゅせん)という染め方、そして長板染めといった三種類の染め方があります。

例えば、

チワワくんのおさんぽは、明治時代よりある注染(ちゅせん)という技法によって染められています。

京都ちどりやが、この染め方にこだわるには次のような理由があります。

1)日本独自の染色技法で、表裏全く同じ色に染色でき、染料のにじみや混合によるぼかしを活かして、雅趣豊かな深みのある多彩な染色ができます。

2)染料を上から注ぎ下に抜くため、裏表同一模様が同じ濃さで仕上げることができるため、歩いていて裾がひるがえった時など、プリントにありがち白っぽさが無く、浴衣姿に品の良い印象を与える。

3)清水で洗い天火乾燥する故にやわらかく肌に優しい。

4)くっきりとプリントされた柄ではなく、水ぼかしによりやわらかく優しい風合いを表現する事ができる。

 

手の込んだ伝統的な技術で染められています。

■1. まず、入荷した生地を精練、漂白し、生地についている 余分な糊や汚れを洗い落し、その後乾燥します。

■2. 型置(板場 いたば)

晒上りの生地を糊付台の上に敷き「伊勢形紙」を謄写版のように生地の上にもせて上からヘラで防染糊をつけ、一型毎に生地を折りたたんで糊つけを行います。ここで約1m毎に折りたたみますので1反につき12回折り返す事になります。それを2反つみ重ねて糊付台からおろします。生地の折り返しには相当の技術を要し、細かい柄ほど念入に行なわなければなりません。

■3. 注染 そそぎ染(壷人 つぼんど)

板場で型置された生地 の上に置き、生地の上から染料を充分注ぎ込んで染め、さらに生地を反転させ同じ方法で再度染めます。このように生地の表と裏から二度染色するのが「そぎ染」最大の特長であります。この技法は、手作業を中心に長年にわたって培ねれてきた、職人達の優れた技術と感覚で、他の染色方法では味わう事のできない独特の色あい、微妙なタッチや立体感等が表現できます。

■4. 水洗(浜 はま)

染め終わりますと型置の時の糊と上かぶりした余分な染料を充分に洗い落とします。この作業に携わる職人を浜方(はまかた)といいます。

■5. 乾燥(立干し たてぼし)

充分水洗いの終った生地を遠心分離機によって完全に脱水し、天日乾燥で立干しします。

■6. 糊付・巾出し・湯のし

立干しで乾かした生地に仕上げの糊付乾燥を行い、ホットテンダーで蒸気を吹きかけ、湯のしをしながら生地巾を一定(巾出し)にします。

■7. 仕立て・とじ

巾だしを終了した生地を一反枚に切り離し、得意先指定の寸法や形に巻き取り、ラベルやカバー等がつけられます。同時に検品が行われます。

お家でおせんたくするのなら!

着た後に霧吹きで水をかけて夜干しで汗を飛ばし、そのまま次も着ることができます。

汗をかいて洗濯する場合は、おしゃれ着用洗剤を溶かした水に、たたんだゆかたを入れて、汚れが浮いてくる15分から30分間つけておきます。

静かに押し洗いして軽く脱水。干す時はきものハンガーなど肩が真っすぐになるものにかけるのがベスト。シワをのばし、風通しのよい日陰に干し、気になるシワはアイロンをかけます。